このガイドでは、GingerDocs における電子署名ワークフローの全体を解説します。受信者の追加、入力フィールドの配置、ドキュメントの送信、受信者側での署名の流れ、進捗のリアルタイム反映、そして最後に受け取る完了証明書までを順に見ていきます。

1. 受信者を追加する

受信者とは、フィールドに入力し、ドキュメントに署名してもらう相手のことです。受信者はドキュメントエディターから追加します。

  1. エディターでドキュメントを開きます。
  2. 右側の「入力フィールドを追加」パネルで、上部にある割り当て先ピッカーをクリックします(初期状態では自分の名前が表示されています)。
  3. 保存済みの連絡先を名前またはメールアドレスで検索するか、「受信者を追加」をクリックして新しい相手の情報を入力します。
  4. 受信者の詳細を入力します。メールアドレスは必須です——署名の招待はそこに送られます。名前・電話番号・会社名・住所は任意ですが、名前は署名証明書に記載されるため、入力しておく価値があります。
  5. 保存をクリックします。受信者が固有の色付きでピッカーに表示されます。

すべての受信者には固有の色が割り当てられます。その受信者に割り当てたフィールドはページ上で同じ色で表示されるため、誰がどこを担当しているのかが一目で分かります。

追加した受信者は連絡先にも保存されるので、次回からは情報を入力し直さなくても検索して選ぶだけで済みます。

署名の順序:全員同時か、一人ずつか

初期設定では、すべての受信者に同時に招待が送られ、どの順番でも署名できます(並行署名)。

たとえば「クライアントが先に署名し、その後に自分のマネージャーが副署する」といったように、特定の順序で署名してもらう必要がある場合は、受信者ビューを開いて「順番に署名」をオンにします。

  • 各受信者に番号付きの順位(1、2、3、…)が割り当てられます。
  • 上下の矢印で順序を並べ替えられます。
  • 送信時にメールが届くのは最初の受信者だけです。以降の受信者には、前の人が署名を終えた時点で自動的に招待が送られます。
  • 自分の順番より前に署名しようとした受信者は、前の全員が署名を終えるまでブロックされます。

リンクの有効期限

ドキュメントが下書きの間は、署名リンクの有効日数を設定できます(初期値は2日、最大365日)。ドキュメントを送信すると、有効期限は確定し変更できなくなります。

2. 入力フィールドと署名フィールドを配置する

フィールドは、署名、日付、テキストによる回答、チェックボックスなど、受信者が操作するボックスです。利用できるフィールドタイプは8種類です。

フィールドできること
署名法的に帰属可能な署名を取得します(手書き、タイプ入力、アップロード)
イニシャルページや条項にイニシャルを記入するための小さめのマーク
テキストフィールド自由記述のテキスト入力(名前、役職、回答など)
日付日付ピッカー(MM/DD/YYYY)
ファイルアップロード受信者がファイルを添付できます(例:本人確認書類)
ラジオボタンリストから1つだけ選択
チェックボックスオン/オフを切り替える単一のチェックボックス
ドロップダウンドロップダウンメニューから1つ選択
  1. 「入力フィールドを追加」パネルの割り当て先ピッカーで、フィールドの割り当て先を選択します——自分自身、チームメンバー、または受信者のいずれかです。
  2. フィールドタイプをパネルからページ上にドラッグします(クリックすると現在のページに配置されます)。
  3. フィールドを移動・リサイズして、ドキュメント上のあるべき位置にぴったり収めます。
  4. 必要に応じてフィールドを必須に設定します——受信者は、自分に割り当てられた必須フィールドをすべて入力するまで署名を完了できません。
  5. これを受信者ごとに繰り返します。ピッカーで割り当て先を切り替えながらフィールドを配置していけば、色分けで誰のフィールドかが分かります。

自分に割り当てたフィールドは、エディター上でその場ですぐに入力できます。受信者に割り当てたフィールドは、相手が署名リンクを開くまで空のままです。

送信前には「データを確認」パネルを使うと、ドキュメント上のすべてのフィールドを担当者ごとにまとめて確認でき、まだ対応が必要なフィールドへ直接ジャンプできます。

3. ドキュメントを送信する

  1. エディター上部のバーで「確認して送信」をクリックします。
  2. 確認ステップには、誰に署名リンクが送られるのかが正確に表示されます。名前、メールアドレス、(有効にしている場合は)署名の順序を再確認しましょう。
  3. 送信をクリックします。

各受信者には、本人専用の安全な署名リンクを記載したメールが届きます。リンクは受信者ごとに固有で、設定したスケジュールに従って期限切れになり、いつでも取り消すことができます。

ドキュメントのステータスは下書きから送信済みに変わり、全員が署名するバージョンが同一になるよう編集はロックされます。

4. 受信者に表示される画面

受信者に GingerDocs のアカウントは必要ありません——メールのリンクだけで完結します。

リンクを開くと、ドキュメントがすっきりとした読み取り専用の署名ビューで表示されます。受信者が新しいデバイスからアクセスした場合、GingerDocs はドキュメントを表示する前に、メールボックスの所有者であることを確認するための6桁の検証コードをメールで送信します。

操作できるのは本人に割り当てられたフィールドだけで、上部の進捗バッジに残りのフィールド数が表示されます(「残り3フィールド」→「すべてのフィールドが入力済み」)。署名フィールドをクリックすると署名ダイアログが開き、3つの方法から選べます。マウス・トラックパッド・指で手書きする、名前をタイプして署名スタイルを選ぶ、署名の画像をアップロードする、のいずれかです。

すべての必須フィールドの入力が終わると、「署名を完了」ボタンが有効になります。ワンクリックですべてが送信され、受信者には確認画面が表示されます。

受信者は、署名する代わりにドキュメントを拒否することもできます。拒否には理由の入力が必要で、あなたにはすぐに通知が届き、内容を修正して再送信できます。

フィールドを割り当てず、確認のみを目的としてドキュメントを送った相手には、代わりに「確認して完了」ボタンが表示され、証明書にはその人がドキュメントを確認したことが記録されます。

5. 進捗はどう反映されるか

ドキュメントが今どの段階にあるのか、推測する必要はありません——受信者の操作はすべて自動的に手元へ反映されます。ドキュメントは「下書き → 送信済み → 閲覧済み → 一部署名済み → 完了」というステータスをたどります。更新はリアルタイムで届きます——ドキュメントを開いていれば、受信者が閲覧・署名した瞬間にステータスパネルが更新され、ページの再読み込みは不要です。

ドキュメントを送信すると、エディター右側のパネルが「ドキュメントステータス」ビューに切り替わり、次の情報が表示されます。

  • ライブのステータスカード(送信済み/一部署名済み/完了)。
  • 各受信者の個別の状態——招待済み、閲覧済み、署名済み、拒否——とタイムスタンプ(「招待済み · 2:14 PM」)。
  • まだ署名していない受信者の横に表示される「再送信」ボタン。リマインダーメールで署名を促せます。
  • 受信者を削除するオプション——ただし、まだ誰も署名していない間だけです。1つでも署名が入ると、ドキュメントの完全性を守るため受信者リストはロックされます。

送信・閲覧・署名・拒否・リマインド・完了といったすべてのイベントは、ドキュメントのタイムラインに記録され、改ざん検知が可能な監査ログに裏付けられます。各エントリは1つ前のエントリと暗号学的に連鎖しているため、履歴を後から書き換えることはできません。

最後の1人が署名したら

最後の受信者がフィールドの入力を終えると、すぐに次のことが起こります。

  1. GingerDocs が最終的な署名済み PDF を自動生成します——元のドキュメントに、すべての署名・日付・フィールドが恒久的に埋め込まれたものです。
  2. ドキュメントのステータスが完了に変わります。
  3. 全員にコピーが届きます。各受信者とドキュメントのオーナーに、署名済みドキュメントへのアクセスを含む完了メールが送信されます。
  4. ステータスパネルが緑色に変わります:「ドキュメントが完了しました。すべての受信者が署名を終えました。」

アップロードした元の PDF が変更されることはありません——署名済みバージョンは新しい別ファイルとして生成され、それまでに署名されたすべてのバージョンが恒久的に保存されます。

6. 完了証明書

完了したすべてのドキュメントには、署名済み PDF の末尾ページとして完了証明書が自動的に付属します。誰が・いつ・どこから署名したかを示す、ドキュメントの締結証明です。証明書には次の内容が記載されます。

  • 参照番号——ドキュメントの一意で恒久的な識別子です。後日ドキュメントが修正され再署名された場合でも変わりません。
  • 完了日時——すべての当事者が署名を終えた日時(UTC)です。
  • ドキュメントのタイトルとページ数。
  • 検証コード——ドキュメントの改ざん検知が可能な監査証跡から導出される16文字のコードです。完了時点におけるドキュメントの全履歴のフィンガープリントとして機能します。
  • 署名者ごとのカード——名前とメールアドレス、署名順と最終ステータス(署名済み・確認済み・拒否)、招待の送信・閲覧・署名それぞれの日時をまとめたタイムライン(すべて UTC)、署名が行われた IP アドレス、そして署名時に取得された実際の署名の複製が含まれます。

真正性の検証

署名済みの GingerDocs PDF を持っている人なら誰でも、アカウントなしでそれが本物かどうかを検証できます。公開の検証ページで、証明書に印字された参照番号と、ドキュメントに紐づくメールアドレスを入力してください。チェックに成功するとドキュメントのステータスが確認でき、証明書付きの検証済みコピーをダウンロードできます。ドキュメントのオーナーは、GingerDocs 内の記録と参照番号・検証コードを突き合わせることもできます。

署名済みドキュメントの入手

  • オーナーは、完了した PDF(証明書付き)をエディターまたはダッシュボードからいつでもダウンロードできます。
  • 受信者は、署名リンクから署名済みコピーを直接ダウンロードできるほか、ドキュメントの確定時には完了メールも受け取ります。

大量に送信するには

同じドキュメントを多くの相手に送る場合は、各フィールドをロールにマッピングし、変わる部分をマージ変数にした再利用可能なテンプレートとして保存しましょう。あとは一括送信を使えば、CSV の1行ごとにパーソナライズされたドキュメントを生成できます。各実行はキューに登録され、行ごとのライブ進捗と実行履歴が保存され、作成されたドキュメントは1つのプロジェクトにまとめられます。スクリーンショット付きの詳しい手順はテンプレートガイドをご覧ください。

クイックリファレンス

やりたいこと場所
受信者の追加・編集エディター → 右パネル → 割り当て先ピッカー → 受信者
受信者に順番に署名してもらう受信者ビュー → 「順番に署名」トグル
署名リンクの有効期間を変更する受信者ビュー → 有効期限設定(下書きのみ)
受信者のフィールドを配置する割り当て先ピッカーで相手を選択し、フィールドをページへドラッグ
送信前に漏れがないか確認する右パネル → データを確認
ドキュメントを送信する上部バー → 確認して送信
受信者にリマインドするドキュメントステータスパネル → 名前の横の再送信
イベント履歴をすべて見るエディター → タイムライン
署名済み PDF と証明書をダウンロードするエディター/ダッシュボード → ダウンロード(完了後)